Q. 簡単な自己紹介と店舗・ブランド紹介をお願いします。
私たちは共同代表で、オ・ジヒョン(以下オ代表)そしてイ・ヒホ(以下イ・代表)と申します。オ代表は衣類デザイン、衣類のパターンメイキングの経歴が大体7年ほど、イ代表はパターンメイキングの経歴は7〜8年、デザインは3年ほどの経歴を持っています。
ブランドを2人で立ち上げてまだ5ヶ月の新米ですが、長い間東大門のファッション業界に携わってきました。仕事を一緒にやる機会があったのですが、とても気が合ったので一緒にやってみないかという話になりました。In the Beginningというブランド名は今始めよう!という私たちの意欲を示している名前になっています。
In the beginningはクオリティは保ちつつ安く服を売ることを目標にしていて、ターゲット層は10代〜30代までと幅広いです。今のところはまだ始めたばかりなので、独自のスタイルがあるというよりは、韓国でのトレンドを追って常に流行りのスタイルを追求しています。
Q. 最初に卸売業をどのように始めましたか?
元々2人ともデザイナーとして働いていた時代に、工場の社長とは仲が良くて。お店を運営していた人からも私たちのことを良く評価してくださっていて、それでたまたま譲渡のお話をいただいたんです。
最初は本当に自分にできるんだろうか?と思い、3ヶ月ほど迷いました。でも、東大門のデザイナーは皆いつかは自分のブランドがやりたいという気持ちを持っているし、わたしたちも例外ではありませんでした。いつかは・・・と思っていましたが、迷っていた3ヶ月間プッシュされ続けていたので、今回がチャンスかもしれないと思い勇気を出して挑戦してみることにしました。
Q. 卸業を始めて大変だった事はなんですか?
正直言うと、毎日本当に大変です・・・。2人でデザイン、制作、営業、店舗の運営までやらなくてはいけないので。まず、休みの日という概念がないので、毎日20時半に荷物の整理を始めて、23時には店舗に行って朝6時まで店舗運営、運営中も1人は事務所に戻って荷物の梱包。11時には事務所に集合して、合間を縫って新作のデザインから制作も行なっていて、常にカカオトークであちこち知り合いの取引先に連絡をして、返事がなくてもとにかく毎日営業をしています。そのため睡眠時間は毎日4時間くらいですね。
ただ今は、覚醒したというか(笑)この生活にも慣れてきたし、何より今辛いのも成功する過程だと思うようにしています。それでも少し悲しい点は、自分達でデザインし制作した服は私たちが見たときはとても可愛いデザインでも、100%上手くいくわけではないという部分ですね。事業をしているわけなので、売れないと意味がありませんから・・・。
そういう時はダメだった理由を考えて、改善するためにとにかく早く動きます。辛い時は、この仕事ができていることに感謝しなきゃ、とマインドコントロールしながら頑張っています。
Q. 服を作る時にこだわっている事はありますか?
新しい技法を使い、色んな生地を使っているところですかね。そしてクオリティの高い服を出来るだけ安く売る。特にパターンメイキングを長年やってきたノウハウを活かして、スタイリッシュなデザインが作れていると思います。
本当に私たち、2人が好むスタイルが同じなんですよ。SNSで常に可愛い洋服などの情報を共有していますが、「これ私も保存してた!」みたいな事ばっかりなんです(笑)最近でも、新しく使う色を決めなくてはいけない時に、同時に同じ色を言ったりして。それも赤とか白とか単純な色じゃなくて、特殊なピンク色だったんですよ(笑)
とても感覚の似ている2人でやっているからこそ、デザインにこだわって満足のいく服が作れていると思います。
Q.人気の商品を教えてください。
In the beginningの人気商品TOP3はこちらです。韓国で今流行りの要素を取り入れてとにかく安い価格で販売しているからか、シンサンマーケット内でもとても売れています。
TOP1👑Y2Kトップスセット(Webをご利用の方はこちらをクリック)
TOP2👑ワイドパンツ(Webをご利用の方はこちらをクリック)
TOP3👑オーバーフィットジョーカーパンツ(Webをご利用の方はこちらをクリック)
*ウェブ版のみリンクから飛ぶことができます。
*アプリをご利用の方は、上記リンクからは飛べませんが、アプリ内の検索ボタン🔍→ショップ検索→「in the beginning」を検索でショップにアクセスできます!
Q. 日本のお客様とのエピソードがあれば教えてください。
私たちの顧客は、海外だと中国の次に日本が多くて。日本で人気だった商品といえば、こちらの商品です。このデザインでどこの問屋よりも安く売ったからかかなり人気でした。
また最近感じているのは、日本のお客様が求めているデザインは私たちが知っている日本っぽいファッションではないなという事です。昔は日本ならではの雰囲気や個性的なデザインが好まれていましたが、最近仕入れをする方々はむしろ韓国っぽいデザインの服を好む傾向にあるなと感じています。K-POPなどの影響もあるかもしれないですね。
Q. 社長にとって「東大門」とは?
「夜に輝いている場所」でしょうかね。誰もが眠る真夜中でも眠らない街、東大門では毎日沢山の人が真夜中でも動き続けています。
特に私たちのいるビルはとても狭いので倉庫は別にあるんですが、倉庫の方とは雰囲気が全然違うので。東大門の方に移動する度、汗水垂らして目標を持って働いている人たちを見てモチベにもなるし、「自分もここで一生懸命生きている」という風に感じさせてくれるんですよね。